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風邪、花粉症… 市販薬の服用についての注意喚起を!

◆市販薬の利用が増えるシーズン
今年も風邪が大流行していますが、皆さんの職場は大丈夫ですか? これから春に向かうと、花粉症に悩まされる方も多いのではないでしょうか?
冬から春にかけてのこの時期は、辛い症状を緩和するために、病院に行くのは面倒だから/時間がないから…と、手軽に市販薬を買うということも増えるシーズンです。
しかし、市販薬は手軽な反面、服用にあたっての注意事項がしっかり認識されにくいという面もあります。
市販薬の説明書(添付文書)を読み、その内容をきちんと理解したうえで服用するという人は決して多くはありません。特に自動車の運転や機械の操作に従事する業務がある事業場では、市販薬の利用にも注意が必要です。

◆運転に影響する危ない副作用も…
道路交通法では、「何人も、前条第1項(注:酒気帯び運転)に規定する場合のほか、過労、病気、薬物の影響その他の理由により、正常な運転ができないおそれがある状態で車両等を運転してはならない」と規定されています(第66条)。
意外と知られていませんが、ここでいう「薬物」は、麻薬や危険ドラッグだけに限らず、普段服用する薬も含まれます。
薬の中には、服用することで意識障害やめまい、急な眠気など、安全な自動車運転ができないおそれのある副作用が出るものがあります。
これらの副作用は、多くの人が使用している風邪薬、花粉症の薬、胃薬などでも現れることがありますので、こうした副作用を持つ薬を飲んで運転すると厳しい刑罰が科される可能性もあるのです。

◆「気をつけなければならない薬」の調べ方
薬の副作用と注意事項については、外箱や説明書(添付文書)に「服用後、乗物または機械類の運転操作をしないでください(眠気が現れることがあります)」などといった文言が記載されていますので、これで確認することができます。また、薬剤師や登録販売者に相談することもできます。
薬の服用により事故を起こしてから悔やむことのないよう、事業所としても、体調管理と服用薬については注意喚起が必要です。

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