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働く女性の「出産後の就業」についての意識は?

◆出産後に仕事への意欲が下がる女性は2割弱
人材不足や女性の社会進出が進むなか、かつてのように結婚や出産を機に仕事を辞めるという女性は減少傾向にあり、子供を生んだ後も仕事を続ける女性は増加しています。一方で、企業としては、産休・育休復帰後の社員の就業への意識も気になるところです。
エン・ジャパン株式会社が同社のサイト『エン転職 WOMAN』の利用者で、子育て中の女性を対象に行った「ワーママ(ワーキングマザー)の就業意識」調査(回答者368名)によると、「出産前と比較して、仕事への意欲はどう変化しましたか?」という質問に対して、「上がった(上がった、変わらず高い)」が46%、「変わらない(普通)」が36%となり、「下がった(下がった、変わらず低い)」と答えた割合は18%となったそうです。
仕事への意欲が下がる人もいる一方、全体としては就業意欲を維持している女性が多いことがわかります。

◆意欲が下がる職場環境とは?
職場復帰後の女性にとって、会社の職場環境は、仕事を続けていけるかいけないかを左右する大きな問題です。調査では「出産前と比較した仕事への意欲 に職場環境で影響をおよぼしているものを教えてください」(複数回答可)との質問に対する回答として、意欲が上がった方と下がった方の結果を比較したところ、以下のような結果となったそうです。
・「周囲からの評価」(意欲が下がった方:46%、上がった方:35%)
・「職場の人間関係」(同:42%、32%)
・「会社からの期待」(同:35%、23%)
「責任のある仕事を任せてもらえない」「勤務時間が短いだけで評価が下がった」など、会社や周囲からの期待が低いことで意欲低下につながっている意見が目立っています。

◆労使共に納得のいく環境づくりを
調査では、反対に意欲が上がった影響として、「時間の配慮」や「産前と変わらない評価」をしてもらえたこと等の声があがっています。
労使共に負担とならないようコミュニケーションをとりながらの柔軟な対応や、今後は従来の働き方の見直しも求められてきそうです。

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