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社長の平均年齢が高い業種・都道府県は?

◆社長の年齢と交代状況を調査
帝国データバンクから「2016年全国社長分析」が発表されました。
これは、同社が保有する2015年12月末時点の企業概要ファイル(約146万社収録)から、株式会社および有限会社114万9,108社のデータを抽出して調査を行ったものです。

◆社長の平均年齢は?
全国の社長の平均年齢は「59.2 歳」で、過去最高を更新しました。1990 年以降一貫して上昇を続けており、着実に高齢化が進んでいます。
業種別に見ると、最も高かったのは「不動産業」(61.1 歳)で、以下、「製造業」(60.7歳)、「卸売業」(60.2 歳)が続いています。
年代の分布を見ると、「不動産業」では70 代・80 代の社長が他業種に比べ多いことが平均年齢の高さに繋がっています。 また、「製造業」では30 代・40 代の社長が少ない傾向が見られます。
都道府県別に見ると、最も平均年齢が高かったのは岩手県(61.3 歳)で、最も低かったのは滋賀県(57.8 歳)となっています。

◆社長の交代率は?
社長交代率(=1 年の間に社長の交代があった企業の比率)は「3.88%」となり、3 年連続で前年を上回っており、リーマン・ショック以来低下傾向にあった交代率は回復の兆しが見え始めています。
また、2015 年に社長交代を行った企業の前代表の年齢は、平均で67.0歳となっています。

◆廃業か?事業承継か?
同社が行った別の調査では、休廃業・解散した企業の代表者の年齢は60 代が最多、続いて70 代となっており、社長の年齢が60 代後半に差し掛かったタイミングでの事業承継か、その前後で休廃業・解散を選択する企業が多いことが明らかになっています。
中小企業では、いかにスムーズに事業承継を行うかが重要なポイントとなっています。

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