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2018年春入社の採用活動日程と最近のインターンシップの動向

◆今年と変化なし
経団連(日本経済団体連合会)は、現在の大学3年生が対象となる2018年春入社の就職・採用活動に関して、大手企業による会社説明会の解禁日を2017年入社組(現在の大学4年生)と同じ「3年生の3月」、面接など採用選考の解禁日を「4年生の6月」と、それぞれ変更しない方針を示しました。
今年(来春入社の現在の4年生)は6月に選考が解禁となり、前年の「4年生の8月」より2カ月前倒しされましたが、「大きな混乱は聞いていない」として据え置きとなったようです。

◆今後はルールの見直しも検討
例年は正式な解禁日が今の時期には決まっているはずが未確定という異例の事態となっており、学生や企業側からは早期の決定を求める声が出ていることを踏まえ、10月にも正式決定するとしています。
また、経団連は、2019年春以降の日程を含めルールについての見直しも含め検討するとしています。

◆インターンシップ推進の検討会
このような状況下で、7月から3年生向けのインターンシップが始まっています。
近年、採用のための選考期間が短くなっていることから、企業がインターンシップを採用活動の重要なツールと考えていることもあり、文部科学省・経済産業省・厚生労働省は経済団体や専門家を集めインターンシップの推進に向けた検討会を立ち上げました。
年内にはインターンシップの実態や教育効果に関する調査を行い、インターンを実施する日数や大学の単位認定の有無、参加学年ごとの類型別に効果的なインターンの方法についても議論するとしています。

◆「学びの一環」としてのインターンシップ
最近では、夏季休暇に合わせて、大学1~2年生を対象とした長期型インターンシップを実施する企業も増えています。
これは、採用とは完全に切り離し、学校と企業が協力し、人材の育成、単位の認定、受入れ企業が実費相当を支給という試みを始めています。
これにより、学生が早くから社会人としてのスキルを身につけることができ、就職してからの職種のミスマッチの防止にもつながる効果が期待されています。

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