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6.192026
職場の熱中症対策は梅雨明け前に|企業の安全配慮義務と実務で確認したいポイント
職場の熱中症対策は梅雨明け前に|企業の安全配慮義務と実務で確認したいポイント
職場の熱中症対策は、夏本番を迎えてからでは間に合わないことがあります。梅雨明け前の今こそ、会社として確認すべきポイントを整理しておきましょう。

- 暑さを確認する担当者は決まっているか
- 水分補給・休憩のルールがあるか
- 体調不良時の対応手順があるか
職場の熱中症対策は「夏本番前」が大切です
梅雨が明けると、気温も湿度も一気に上がります。
本格的な猛暑を迎えてから慌てないために、企業として早めに確認しておきたいのが、職場の熱中症対策です。
熱中症は、屋外作業だけで起きるものではありません。
倉庫、厨房、工場、配送、介護、清掃、店舗、事務所内でも発生する可能性があります。
梅雨の晴れ間や湿度が急に高くなる日は、体が暑さに慣れておらず、体調を崩しやすくなります。
従業員の安全を守るためにも、会社の労務リスクを減らすためにも、暑さ対策は早めの準備が大切です。
企業に求められる安全配慮義務とは
会社には、従業員が安全で健康に働けるよう必要な配慮をする責任があります。
これを「安全配慮義務」といいます。
熱中症についても、会社が職場環境や作業内容に応じた予防策を取っていなかった場合、労災として扱われるだけでなく、安全配慮義務違反が問題になることがあります。
- 暑さの状況を把握していない
- 水分補給や休憩が従業員任せになっている
- 体調不良時の連絡先や対応手順が決まっていない
- 現場責任者が判断に迷う状態になっている
熱中症対策は、単なる福利厚生ではありません。
命を守る安全管理であり、会社を守る労務管理でもあります。
2025年6月から職場の熱中症対策が強化されています
2025年6月1日から、職場における熱中症対策はさらに強化されています。
高温多湿の作業では、体調不良を早く見つけるための体制、対応手順、関係者への周知が重要になります。
実務では、暑さ指数であるWBGT値、気温、湿度、作業時間、服装、休憩場所、水分補給のしやすさなどを確認します。
今すぐ確認したい3つの実務ポイント
1.暑さを見える化する
温度計、湿度計、WBGT計などを使い、職場の暑さを見える化しましょう。屋外だけでなく、室内でも暑さがこもる場所があります。
朝礼や掲示で「今日は注意が必要」と共有するだけでも、現場の意識は変わります。環境省や気象庁の熱中症警戒アラートも、日々の判断材料として活用できます。
2.水分補給と休憩をルール化する
「のどが渇いたら飲む」では遅い場合があります。のどが渇く前に水分を取ること、必要に応じて塩分を補給することを、職場のルールとして伝えましょう。
飲料、塩あめ、経口補水液、冷却用品、空調服などを準備することも有効です。備品を置くだけでなく、休憩しやすい雰囲気をつくることが大切です。
3.体調不良時の対応手順を決める
熱中症は、我慢しているうちに急に重くなることがあります。めまい、立ちくらみ、頭痛、吐き気、強いだるさなどがある場合は、早めの対応が必要です。
誰に連絡するのか、どこで休ませるのか、救急搬送を判断する基準は何か。こうした手順を事前に決め、従業員と管理者に共有しておきましょう。
梅雨明け前に進めたい実務の流れ
1.職場環境を確認する
暑くなりやすい場所、作業内容、休憩場所を洗い出します。
2.ルールと備品を整える
測定、休憩、水分補給、冷却用品などを運用に落とし込みます。
3.従業員へ周知する
朝礼、掲示、マニュアルなどを通じて、現場で使える形にします。
暑さ対策には補助金を活用できる場合があります
暑さ対策には、スポットクーラー、送風機、遮熱用品、ファン付き作業服など、一定の費用がかかります。そのため、国や自治体の支援制度を確認しておくとよいでしょう。
国では、60歳以上の労働者がいる中小企業などを対象に、エイジフレンドリー補助金が実施されています。令和8年度は熱中症対策コースが設けられており、暑さ対策設備の導入費用について補助を受けられる場合があります。
また、東京都など自治体でも、職場の暑さ対策を支援する制度が募集されることがあります。対象企業、対象経費、申請期間、補助率、上限額は年度ごとに変わるため、必ず最新の公募要領を確認しましょう。
補助金や奨励金は「物品を買えば必ず使える」ものではありません。事前の測定、計画、社内ルールの整備、申請前の手続きなどが必要になることがあります。購入前に要件を確認することが大切です。
就業規則や社内ルールへの落とし込みも重要です
熱中症対策を現場に定着させるには、備品の準備だけでは十分ではありません。就業規則、衛生管理規程、現場マニュアルなどに、暑さ対策や緊急時対応を落とし込むことが効果的です。
- 暑さ指数や気温の確認担当者
- 水分補給、塩分補給、休憩のルール
- 高温時の作業時間や作業場所の見直し基準
- 体調不良者が出たときの連絡体制
- 応急処置、医療機関、救急搬送の判断
- 補助金を使う場合の事前確認手順
ルールを作る目的は、従業員を縛ることではありません。現場の人が迷わず動けるようにし、体調不良を早く見つけ、重症化を防ぐことです。
まとめ
職場の熱中症対策は、夏本番になってからでは間に合わないことがあります。梅雨明け前の今こそ、職場環境、水分補給、休憩、緊急時対応、補助金活用の可能性を確認しておきましょう。
熱中症対策の見直しをご相談ください
次のようなお悩みがある場合は、どうぞお気軽にご相談ください。
- 自社の熱中症対策が十分か不安
- 就業規則や社内ルールを見直したい
- 補助金を活用して暑さ対策設備を整えたい
現場の状況に合わせて、無理なく続けられる熱中症対策づくりをサポートいたします。
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