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1.152019
「チームの雰囲気」がモチベーションに与える影響とは?上司の言葉遣いとエンゲージメント向上のポイント
◆「チームの雰囲気」は社員の満足度と定着にどう影響するか?
ビジネスパーソンにとって、日々の職場環境や「チームの雰囲気」は、働く意欲や定着率に大きな影響を与えます。
一般社団法人日本能率協会が2018年に実施した「ビジネスパーソン1000人調査【理想のチーム編】」のデータをもとに、働く人の本音や職場環境の課題を紐解いてみましょう。
同調査によると、現在のチームの雰囲気に「満足している」と回答した人は半数(約54%)を超えました。
一方で、年代別では20代・60代の約6割が満足しているのに対し、50代や非正規雇用の労働者においては過半数が満足していないというギャップが見られます。
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満足している理由
「困ったときに助け合うから」(39.6%)
「自分なりに創意工夫で仕事を進められるから」(27.2%)
「互いに情報を共有し学び合っているから」(22.2%) -
満足していない理由
「フェアな評価がなされていない」(24.0%)
「困ったときにも互いに助け合うことがない」(21.8%)
「互いに本音を話せない」(21.3%)また、チームの雰囲気に満足している人ほど、リーダーが「雰囲気を良くする取り組みを行っている」と評価する傾向があり、その割合は6割に上ります。
リーダーの関わり方や、相互の助け合い、透明性のあるコミュニケーションが、職場環境の質を左右していることが分かります。
◆注意したい「ハラスメントリスク」と上司の「NGな一言」
職場の雰囲気を悪化させ、社員の離職やメンタルヘルス不調を招く大きな要因が上司の不適切な言動です。
同調査における「上司から言われて嫌だと思う一言」のランキングは以下の通りです。
1位:「使えないな」(33.8%)
2位:「そんなこともできないのか?」(32.6%)
3位:「余計なことをするな」(23.4%)
4位:「上が言っているんだから、やれ」(21.5%)
5位:「やる気があるのか?」(16.5%)
人格を否定するような言葉や過度な叱責は、社員のモチベーションを著しく低下させるだけでなく、パワーハラスメント(パワハラ)と認定されるリスクが非常に高くなります。
2022年4月からは中小企業も含めたすべての企業に、パワハラ防止のための措置(方針の明確化と周知、相談窓口の設置、発生時の迅速な対応など)が義務付けられています。安易な感情的発言が企業全体のコンプライアンスリスクへ直結するため、管理職層への意識付けが不可欠です。
◆やる気を引き出しパフォーマンスを高める「感謝とねぎらい」
一方で、社員のやる気や貢献意欲(エンゲージメント)を引き出す「効果的な一言」として挙がったのは次の言葉です。
1位:「ありがとう」(35.1%)
2位:「よくやった」(23.9%)
3位:「頑張ってるね」(19.8%)
4位:「いいアイデアだ」(17.5%)
5位:「おつかれさま」(17.4%)
「ありがとう」をはじめとする感謝やねぎらいの言葉かけは、自分の存在や成果が認められたという承認欲求を満たし、職場への信頼感を深めます。
◆まとめ:良好な職場環境づくりに向けた労務対策
職場の良好な雰囲気づくりは、個人の努力だけでなく、企業としての仕組みづくりや管理職研修(ハラスメント防止・コミュニケーション研修)が効果的です。
日頃から「感謝を伝える風土」を醸成し、評価の透明性や相談しやすい労働環境を整えることが、人材の定着や組織全体の生産性向上につながります。





